【オク氏夫人伝】外知部ってどんな職業?
こんにちは、テジです!
みなさんは、朝鮮王朝時代に「外知部(ウェジブ)」と呼ばれる職業があったことをご存じですか?
『オク氏夫人伝』がすばらしく、先日も『オク氏夫人伝』の良さを語る記事をお届けしたばかりですが、今回はそんな『オク氏夫人伝』の主人公オク・テヨンの職業「外知部」について少し深堀りしていきたいと思います。
外知部とは?
外知部は、法律の知識がない人々に代わって訴訟を引き受ける「代訟人」として活動しました。特に、社会的に立場の弱い奴婢や女性の訴訟を手助けし、裁判の手続きを進める役割を担っていました。当時の朝鮮社会は儒教思想に基づいた厳格な身分制度のもとで運営されていましたが、外知部の存在は「法の下の平等」の先駆けともいえるものだったようです。

つまり、今で言う弁護士っていうこと?

そうだね!
外知部の歴史
外知部の起源は、高麗時代の「都官知部(トグァンジブ)」にまで遡ります。これは、奴婢の管理や訴訟を担当する官庁の一部でしたが、朝鮮王朝時代には「掌隷院(チャンネウォン)」という機関へと引き継がれました。しかし、政府の官職に就かず、民間で活動していた代訟人たちが「外知部」と呼ばれるようになりました。
彼らの活動は時に政府から危険視されることもありました。例えば、成宗9年(1478年)には、外知部が法廷で事実を歪曲し、司法秩序を乱すと問題視され、政府は外知部を咸鏡道(現在の北朝鮮東北部)へ追放しました。しかし、民衆にとって訴訟のサポートは必要不可欠なものであったため、外知部の活動は地下に潜りながらも続き、最終的には19世紀の甲午改革(1894年)までその影響を残しました。
『オク氏夫人伝』が描く外知部の仕事

『オク氏夫人伝』では、奴婢出身の女性クドク(イム・ジヨン)がオク・テヨンという偽りの身分を持ち、外知部として活動しながら弱者を救う姿が描かれています。いくつか具体的な例を!
- 使用人マクシムの事件を弁護
第3話では、テヨンが冤罪で捕らわれた自らの使用人であるマクシムの弁護を担当し、当時の検死の専門家「仵作人(オジャギン)」の不備を突き、死因の再調査を求めて無罪を勝ち取ります。この事件が、テヨンが外知部として初めて勝利した重要なものでした。 - 奴婢虐待の訴え
テヨンが奴婢の虐待禁止を訴え、実際の朝鮮時代にあった奴婢保護法を引用する場面がありました。 - 著作権問題
『オク氏夫人伝』のもう一人の主役どころである芸人のソイン(チョン・スンフィ)が小説の盗作問題でトラブルに巻き込まれた際にも、テヨンは外知部として彼を助けます。
おわりに
朝鮮時代の外知部は、法の下の平等がまだまだ不完全だった時代において、庶民のために戦う存在でした。『オク氏夫人伝』では、そんな外知部という仕事がどんなものだったのかが垣間見ることができます。
まだ『オク氏夫人伝』観ていない!という方は、ぜひぜひトライしていただきたいです。
それでは、アンニョン👋

