【Pachinko パチンコ】在日韓国人の物語を壮大なスケールで描く大作

tejilog

ねー、テジ。Apple TV+で『Pachinko パチンコ』というドラマを見つけたんだけど、観たことある?

 
 

いや、今まで全然知らなかったよ。

みなさんは、『Pachinko パチンコ』というドラマを知っていますか?

普段から韓ドラ沼に陥っている私ですが、Apple TV+に関しては韓国ドラマ(厳密には、『Pachinko パチンコ』はアメリカのドラマ)があるイメージがなく、完全にノーマークでした。

たまたま、Apple Oneの無料期間中にApple TV+をチェックしていて見つけたのがこのドラマ。

ぜひぜひ、みなさんにも観ていただきたいということで、今日はそんな『Pachinko パチンコ』というドラマについて。

『Pachinko パチンコ』ってどんなドラマ?

『Pachinko パチンコ』は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーにもなった作家ミン・ジン・リー氏の同名小説を原作とし、在日韓国人である女性主人公ソンジャの人生を軸に、家族4世代に渡る物語を壮大なスケールで描いた2022年の作品。

韓国と日本を舞台に、1910年代から1989年にかけて、現在と過去を行ったり来たりしながら、ソンジャの生い立ちと現在、そしてソンジャの両親や子供、孫などの人々の物語が描かれています。

韓国語、日本語、英語の3ヶ国語が飛び交い、約100億円もの製作費が投じられたアメリカ・韓国・カナダ合作のこのグローバルな大作は、各国で大きな注目と評価を得ました。

これだけでも、「とりあえず観てみたい」と思う方も多いのではないでしょうか?

『Pachinko パチンコ』の魅力

圧倒的なスケール感と映像美

ドラマを観始めてすぐにわかる、スケール感、セットや美術、音楽などの細部の作り込み、そして映像美だけでも満足してしまうのがこのドラマ。

最近の韓国ドラマは、日本の民放ドラマと比べ、圧倒的に映像が美しいと思えるような作品が多いですが、『Pachinko パチンコ』ではさらに数段階上の美しい映像を見ることができます。もはや、映画の超大作レベル。

これは、Appleが持つ資金力だからこそ成せる力技のような気がします。

日韓併合の同時期を題材にした超大作『ミスターサンシャイン』や、今年話題となった『ムービング』なども、その制作費は40億, 50億円台なので、約100億円という額はちょっと想像を絶するスケールですね。

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ドラマに没入させる豊かな表現力

『Pachinko パチンコ』では、多くのユニークな仕掛け、表現方法が駆使されており、どんなドラマでも少しはありがちな観ていて気持ちが間延びしてしまう瞬間というのがほぼありません。

まずは、このドラマでは日英韓の三カ国語が飛び交い、聴覚的に刺激が多く、時代が切り替わる時に大きく表示される年代や場所の表示なども、日英韓の三カ国語で順番に表示され、とても新鮮味を覚えました。

また、前述の通り、このドラマは1910年代から1989年にかけて順番に物語が進むのではなく、現在としての1989年のシーンと、1910年代からの過去のシーンが何度も行ったり来たりしながら物語が進んでいきますが、その複数の年代のシーンの見せ方というのが、コゴナダ監督が担当した序盤と、ジャスティン・チョン監督が担当した第4話〜第6話では、明らかに違うのです。前者はどちらかと言えば、現在と過去が自律し、並行して描かれるのですが、後者では2つの違う時代のシーンがより密接にリンクされた形で表現されています。

 
 

そう、このドラマは実は2人の違う監督が4話ずつを担当しているという点も面白いですね。

さらに、関東大震災を主に描いた第7話では、ストーリーの骨格が他の話とは異なることから、そもそも画面サイズが異なっているなど、そういった大胆な仕掛けもあります。

日本の作品ではそう語られることのない題材

日本が韓国を植民地支配していたという厳然たる事実、そして、それによって翻弄された多くの人々の人生があるということ。

歴史の教科書の数行を暗記したという経験以外に、この歴史を学ぶ機会というのは、日本では残念ながら多くありません。

私も正直なところ、韓国ドラマを観るようになって初めて、韓国と日本の間での近現代史に興味が湧き、少しずつ勉強する機会が増えました。

韓国では前述の『ミスター・サンシャイン』や『シカゴ・タイプライター』、『密偵』など日本統治下時代を題材にしたドラマや映画がたくさんありますが、この時代を主に題材にした日本発の映像作品はあまり目にしたことがありません。

もちろん、植民地支配の歴史は、日本人にとっては目を背けたくなる歴史の暗部ですが、それを敢えてドラマ・映画という娯楽として昇華し、歴史やその問題について興味を持つきっかけを与えてくれる作品が日本にほぼないというのは残念です。

だからこそ、日本発の作品ではないものの、こういった題材を描いた『Pachinko パチンコ』のような外国作品を観ることは日本人にとってとても貴重な経験だと思います。

なぜ『Pachinko パチンコ』という作品が見逃されがちなのか?

そんな素晴らしい『Pachinko パチンコ』ですが、私自身、数年間韓国ドラマをたくさん観てきたのに、100億円規模で世界でも話題になったこの作品をなぜ今まで知らなかったのかとふと疑問に思いました。

まず、その理由の1つに、Apple TV+のオリジナル作品であることが挙げられると思います。

みなさんの中で、Apple TV+は韓国ドラマが充実しているというイメージを持っているという方はいますか?

少なくとも私にはそんなイメージは全くなく、実際に、現在Apple TV+で配信されているオリジナル韓国ドラマは、この『Pachinko パチンコ』と『Dr.ブレイン』という2作のみです。

それは、少なすぎるな〜。

なので、韓国ドラマファンが韓国ドラマを目当てにApple TV+に加入するのは稀と言えるでしょう。

だからこそ、私も『Pachinko パチンコ』という作品を知るきっかけがなかったのかもしれません。

そして、2つ目の理由として、日本であまり話題にならなかったという点。

これほどの規模の大作で、世界でも高評価を得ていて、かつ日本がメインの舞台となっているということも考えれば、通常ソーシャルメディアや他メディア媒体などでもっと取り上げられ、自然にその名前が耳に入ってくるということがあってもおかしくないはず。

もちろん、私のアンテナが弱かったというだけかもしれませんが、その点を差し引いたとしてもこの作品は日本であまり話題にならなかったと言っておかしくないと思います。

内容が内容なだけに話題になりずらかったというのもあるでしょうし、一部のメディアで報じられたように、Appleが、iPhoneユーザーも多くApple製品の非常に大きなマーケットである日本に遠慮し敢えて広報を控えたというのも、真偽はさておき、あながち嘘ではないような気も個人的にはしてしまいます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はApple TV+オリジナルドラマ『Pachinko パチンコ』についてお送りしました。

Apple TV+は7日間の無料トライアルがあるので、上手く活用して観るのもありですね!

実は、すでにシーズン2も制作されている最中なので、来年頃にはシーズン2が観れるかも。

今後も『Pachinko パチンコ』に関する情報には注目です!

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ブログ管理人
日本にいながら米IT企業でフルリモートで働く平成男子。2020年に『愛の不時着』から韓ドラ沼に陥る。韓国ドラマ9割と雑記1割のブログ「テジログ」では、韓国ドラマがつい観たくなってしまうようなコンテンツをお届けできたらなと思っています。
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