テジの本棚 (2)『食卓の上の韓国史:おいしいメニューでたどる20世紀食文化史』
こんにちは、テジです!
今回は、『食卓の上の韓国史:おいしいメニューでたどる20世紀食文化史』という本をご紹介します!
韓国ドラマを観ていると、「とにかく食べているシーンが多い!」
そんな風に感じたことはありませんか?
食事シーンは韓国ドラマや映画の重要な要素で、それを見ているのが個人的に大好物。
焼肉をしながらの焼酎、スポーツ観戦しながらのチメク(チキンとビール)、みんなが颯爽と掻きこむクッパ。
あー、どれもすばらしい。
そんな韓国の豊かな食文化をもっと深掘りしてみたい。そんな時にぴったりなのが、この本です。
ビビンバ、冷麺、蔘鶏湯、マッコリなど誰もが知る韓国料理から通な料理までが登場し、これらの料理の歴史や名前の由来を知ることができます。
そして、個人的には何よりも興味深かったのは、韓国の歴史の流れに沿いながら、こういった料理がどういう背景でうまれ、市民権を得ていったのかを知ることができるところ。
例えば、ユッケジャンという牛肉と野菜や山菜を入れた辛いスープは割と日本でも知られていると思いますが、ユッケジャンの元々の由来は、ケジャン(犬のスープ)というのはこの本を読んで初めて知りました。元々は犬の肉を使ったスープだったものが、犬食を嫌う人々の増加(海外文化の流入にもよる)などにより、どんどんと牛肉を使うようになり、ユク(牛肉)を足したユッケジャンの方が公に認知される料理となっていたというわけです。
ユッケジャンについて簡単にまとめてしまいましたが、本の中ではより詳しく書いていますし、それと同じ分量で他の多くの料理についても説明されています。
イメージが湧きやすいように、ある章の目次を。
0 最古の外食店、クッパ屋
1 庶民のキニ、ソルロン湯(タン)
2 秋の食客をとりこにした鰍魚湯(チュオタン)
3 ケヂャンの変移、ユッケヂャン
4 ユッケビビンバ誕生の秘密
5 麺屋(ミョノク)の看板メニュー、冷麺(ネンミョン)とマンドゥ
6 近代の生んだ料理、蔘鶏湯(サムゲタン)
[外伝] キムチ、朝鮮白菜から胡白菜へ
464ページという中々のボリュームで、値段も4,000円弱ですが、韓国の食に興味がある人であればきっといろいろな発見がある骨太な本だと思います!


